本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者:
バイアグラの成分に対して過敏症(アレルギー反応)がある患者は、バイアグラを使用すべきではありません。過去にバイアグラまたはその成分に対するアレルギー反応があった場合、再度使用することは避けるべきです。
硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤を投与中の患者:
バイアグラと硝酸剤やNO供与剤を同時に使用することは危険です。これらの薬物を一緒に使用すると、血圧が急激に低下し、健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。硝酸剤にはニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなどが含まれます。
心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者:
心血管系の重篤な問題を抱えた患者や、性行為がその健康状態にとって不適当であると医師が判断した場合、バイアグラの使用は適切ではありません。
重度の肝機能障害のある患者:
重度の肝機能障害を有する患者は、バイアグラの使用を避けるべきです。肝臓の機能が低下している場合、薬物代謝が変化し、薬物の効果や副作用が増加する可能性があります。
低血圧の患者又は治療による管理がなされていない高血圧の患者:
低血圧(収縮期血圧が90mmHg未満)または未管理の高血圧(収縮期血圧が170mmHg以上、拡張期血圧が100mmHg以上)の患者には、バイアグラの使用は推奨されません。
脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者:
直近6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞の既往歴がある患者には、バイアグラの使用は適切ではありません。
網膜色素変性症患者:
網膜色素変性症の患者には、バイアグラの使用は避けるべきです。この病気の患者には、ホスホジエステラーゼの遺伝的障害を持つケースがあるためです。
アミオダロン塩酸塩を投与中の患者:
アミオダロン塩酸塩とバイアグラを同時に使用することは推奨されません。
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤を投与中の患者:
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアトなど)を使用中の場合、バイアグラの同時使用は避けるべきです。
これらの条件が該当する場合、医師に相談し、適切な医療アドバイスを受けることが重要です。
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